会員の声

谷 徳造

技術士(機械部門; 交通・物流機械及び建設機械)

放送大学と技術士試験

 私が最初に技術士試験に挑戦したのは30代後半、昭和の終わりごろでした。散々な結果に終わりましたが、その後に工学部の大卒者への1次試験免除が無くなります。

 直後に会社を替わることになり、暫く受験をあきらめていましたが、1次試験から勉強することになり、「適性試験」で「技術者倫理」を学ぶ必要から、「本以外に具体的な内容で学べる方法はないか」と調べ、放送大学での札野順先生の「技術者倫理(‘04)」を見つけます。2005年1学期に選科履修生として入学、さっそく履修しますが、単位認定試験で不合格‼ 2学期に再履修で合格です。甘いものではないな、という思いでした。

 2009年3月から中国駐在勤務のため受講をあきらめましたが、郵送ではなくインターネットで「通信指導合否試験」ができるようになり、2016年2学期から再度選科履修生になりました。この間に2015年度試験で1次試験に合格しています。随分と時間がかかったものです。

 

 2次試験には2017年度の試験(二回目の挑戦)で合格しました。中国駐在勤務中に合格したわけですが、放送大学の社会と科学技術関連の講座が役立ちました。

「新しい時代の技術者倫理(‘15)」、「環境と社会(’15)」、「技術経営の考え方(‘11)」、「環境問題のとらえ方と解決方法(‘17)」、「社会技術概論(’12)」などを受講しています。また、単位認定試験をサテライトキャンパスで受けるのは技術士試験の本番に対する模擬試験のようなもので、「試験慣れ」するのにも役立ちます。

 定年退職で日本に戻り、2019年の秋に「日本機械学会」年次大会で札野先生に偶然お会いできた時は名刺交換をさせていただき、「先生の放送大学での授業のおかげで、中国でも勉強できて、技術士試験に合格できました」とお礼を言えました。

 

 その後も選科履修生を続けて、2022年1学期終了時点で101単位(50講座+1面接授業)を履修しています。長く続けるには「無理をしないこと」ですね。1学期あたり2~4講座としています。公私いろいろな事から「4,5年先まで履修計画を立てる」「今年はこの講座を受講する。前期と後期に分ける」。また趣味的な講座も加えて単調にならないようにしています。「現代の国際政治(‘18)」「中国語Ⅰ(’18)」「歴史からみる中国(‘13)」「 レジリエンスの諸相(’18)」なども履修しています。現在の目標は「心理学関係講座」です。これは「災害などが再発する理由は人間の考え方・心理に原因があるのでは」という疑問から「危機の心理学(‘17)」「社会と産業の倫理(’21)」などを受講しています。講座に多様性があるのが長続きできる理由ですね。

佐藤 悟

技術士(建設部門; 港湾及び空港)

放送大学の学生になったきっかけ

 池田龍彦前副学長の「海から見た産業と社会」という放送授業があったからです。当時2018年ごろは、技術士の建設部門を港湾及び空港で受験していました。この放送授業は、港湾の建設業に関わる人の視点だけでなく、海運業の話もありました。この授業を取ったことで、技術士試験に役立ったと思います。

放送大学の役立てかた

 当初は、環境や防災などの技術系に近い科目を中心に履修していました。技術者倫理に関する授業、技術マネジメントに関する授業等もあります。また、元々、社会科学も好きなので社会学、経済学、法学等の授業も履修しました。当初は、選科履修生(卒業を目指さない学生)でしたが、途中から全科履修生になりました。

サークル活動

 渋谷学習センターのテニスサークルの練習に何回か参加させていただきました。通信制の大学なので、働きながら学生をやっている人が多いので、サークル活動に参加する人は多くないのですが、場所と時間があえば参加することもできます。

卒業研究

 社会と産業コースの都市社会学を専門とする北川教授を指導教官として、「建設関係産業に関わる外国人労働者のキャリア形成に関する考察」という題目で卒業研究をさせていただけました。良い機会であったと思います。

今後の予定

 2021年度の2学期に、教育学部の社会と産業コースを卒業しました。現在は、学部と大学院の選科履修生です。2023年1学期から学部の心理と教育コースの全科履修生になって、2024年度にまた卒業研究をする計画をしています。テーマは、「外国人の子供の教育問題(仮)」です。

武内 晋哉

技術士補 (情報工学部門), EIT (California)

放送大学の学生になったきっかけ

 技術士一次試験対策として知識等をつけるために、修士「選」科生として入学しました。技術士一次試験に受かる時に、一旦、経済的な理由等により満期で辞めました。

技術士二次試験対策に修士「全」科生として、再入学しました。理由としては、修論作成や、その発表の能力、知識の修得が役立つと思ったのと、お金や時間的余裕等が生まれ、他の人たちとの交流の場が欲しかったからです。

※ 放送大学の、特に選科生は「気軽に」入学出来て単位履修が出来ると思います。全科生等へ再入学の際に、その単位は引き継げます

※ 情報学プログラムの修了をもって、技術士二次試験の経験年数を2年間短縮出来るらしいです (但し、社会人としての業務と重なっていると短縮出来ないらしいです)

放送大学の役立てかた

 通信制ですし、業務との両立が、出来たと思います。大学院 情報学コースの授業は情報処理技術者試験に準拠していると謳っては、いないかもしれませんけど、少なくとも、共通する部分が多くて対策になると思います。知的財産関連の授業も、考え方や文章を読み取る技術的に役立つと思います。ゲーム理論の授業も、難しかったですが、面白かったです。

宇宙系といった、情報学分野とは違うコースの授業も、取れたのも、よかったと思います。

物理学系や生物系も、日頃の生活の知恵に役立つと思います。

途中から、全部?リモートで聴講や研究出来ましたし、勉強の習慣をつけるペースメーカー的になる、業務+院の勉強+資格対策が、時間的に全て出来る意味で、在学中に米国FE(Fundamentals of Engineering)試験合格に繋がった感が、あります。

サークル活動

 東京多摩学習センターの天文サークル、東京文京学習センターの科学サークル、数学を楽しむ会、HTML 5の会 等に、参加しました。そういった会には、向学心旺盛な老若男女が、かなり多く、中には専門家も、結構いると思います。放送大学関係で、人間関係についても、学ぶ事が、出来てよかったです。

卒業研究

 『音声認識・合成を用いた実動作付き人間型家電リモコン制御ロボットの作成』という題目の修論を作成・提出して発表し、情報学プログラムを2022年に修了出来ました。教員が充実していると思います。

今後の予定

 勉強系の分野では、技術士二次試験対策や米国PE試験対策をしています。修士課程を修了した事によって、博士課程へ進学するといった選択肢も発生していると思います。

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